演芸場に足を運ぶ観客や、寄席ファンコミュニティでの評価はどうでしょうか。SNSや観劇レビューサイトに投稿された実際の声を分析すると、テレビで見せる姿とは一味違う、古典落語の演者としての深い凄みが浮き彫りになります。
「笑点では下ネタや大月いじりの印象が強いが、新宿末廣亭や浅草演芸ホールで聴く小遊三師匠の『替り目』や『粗忽長屋』は絶品。江戸前のテンポと滑らかな口調に一瞬で引き込まれる」という声が多数を占めます。また、「寄席の出番で高座に上がるときの足取りが非常に軽く、とても70代後半には見えない」「マクラ(導入部)の時事ネタのキレが鋭く、最新の世相を完璧に把握している」といった、現場ならではの証言が数多く寄せられています。
関係者の間でも、小遊三師匠の「舞台に対する誠実さ」は有名です。どんなにテレビ収録で多忙であっても、寄席の出番を大切にし、楽屋では若手落語家たちに気さくに声をかけ、場を和ませる潤滑油としての役割を自然に果たしています。笑点で見せる「いい加減なキャラクター」は、徹底した計算と周囲への気配りの上に成り立つ高度な芸風であることが分かります。