原田美枝子の若い頃が息をのむ美しさ!名作の軌跡と家族の現在

原田美枝子の若い頃が息をのむ美しさ!名作の軌跡と家族の現在

原田美枝子の若い頃が息をのむ美しさ!名作の軌跡と家族の現在の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

日本映画史において、原田美枝子が1976年(当時17〜18歳)に成し遂げた偉業は今なお語り草となっています。この年に公開された増村保造監督の『大地の子守歌』と長谷川和彦監督の『青春の殺人者』という日本映画史に燦然と輝く2大傑作で立て続けに主演を務めました。

『大地の子守歌』では過酷な運命に翻弄されながらも野性の生命力を失わない少女・りんを熱演し、『青春の殺人者』では両親を殺害した恋人(水谷豊)とともに破滅へと向かうヒロイン・ケイ子を凄まじい緊迫感で演じ切りました。その鬼気迫る演技は批評家たちを唸らせ、1976年度のキネマ旬報ベスト・テンにおいて史上最年少(18歳)で主演女優賞を獲得。さらにブルーリボン賞新人賞や毎日映画コンクール女優演技賞など、国内の主要映画賞を総なめにする快挙を達成しました。

当時のインタビューや関係者の証言によると、監督たちの妥協なき過酷な演出に対しても一切怯むことなく、全身全霊で役に没入したといいます。ただ美しいだけの「清純派」であることを自ら拒絶し、人間の業や生々しい感情を曝け出す覚悟を持った本物の映画女優が誕生した瞬間でした。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。