ネット上の相談掲示板やSNSコミュニティには、祖父母の良かれと思った暴走に頭を抱える「新郎新婦の親」たちの悲痛な叫びが溢れています。
都内在住の50代女性の手記には、次のような生々しい経緯が綴られていました。
「娘の結婚式で、私の実父(新婦の祖父)が『孫が一番可愛いから』と親族控室でいきなり帯封付きの100万円を娘に手渡しました。私たちは親として50万円を包んでおり、新郎側の祖父母様は年金生活の中から精一杯の10万円を包んでくださっていました。新郎のお母様のお顔が一瞬で引きつり、その後のお食事会でもぎくしゃくした空気に。父はご満悦でしたが、私は相手方の親御さんに『配慮が足りず申し訳ありませんでした』と披露宴の裏で平謝りする羽目になりました」
また、別のコミュニティでは「孫本人への直接手渡し」によるトラブルも報告されています。親を通さず孫の口座へ直接多額の振込を行った結果、新郎新婦がその資金で勝手にグレードの高い旅行を手配し、本来親が意図していた新居の敷金や将来の教育費への蓄えという計画が崩れてしまったという事例です。
現場取材から明らかなのは、「祖父母からの祝い金は、額が大きくなればなるほど、渡す相手や事前の根回しを慎重に行わなければ毒になる」という事実です。