表の見出しで「項目」「月別」「区分」のように3つの要素を1つのセルに同居させたい場合、セルを3分割するエクセル斜線2本引く方法が求められます。しかし、Excelのセル罫線機能では、対角線1本(またはバツ印の交差)しか引くことができず、同一方向へ平行に2本引く機能はシステム上サポートされていません。
ここで活躍するのがエクセル図形直線引き方を駆使したテクニックです。リボンの「挿入」タブから「図形」を選択し、「線(直線)」をクリックします。このとき、最も重要なプロの技が「Altキーを押しながらドラッグする」という操作です。
Altキーを押したままマウスを動かすと、描画する線の始点と終点がセルの四隅の頂点や枠線にピタリと磁石のように吸着(スナップ)します。左上の頂点から右辺の下部、左辺の中央から右下の頂点へと2本の直線を引くことで、完全に整合した美しい2本斜線見出しを構築できます。
描画後は、直線を右クリックして「図形の書式設定」を開き、線の太さを「0.75pt〜1pt」、色を通常の罫線と同色の薄いグレー(#D9D9D9や#BFBFBF付近)に統一します。さらに、プロパティで「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」に必ずチェックを入れておきます。この設定を怠ると、後から列幅や行の高さを変更した際に直線だけが取り残され、レイアウトが崩壊する原因になります。