ネット検索などで「60代 ソバージュ 痛い」といった声を目にすることがありますが、その原因のほとんどはバブル期の記憶に引きずられた強すぎるスパイラルパーマのイメージにあります。1980年代後半に流行した元祖ソバージュは、根元から毛先まで細かく均一にロッドを巻き、ハードスプレーで固めるスタイルが主流でした。これをエイジング毛にそのまま当てはめると、乾燥とボリュームの過剰な広がりで「老け見え」を引き起こしてしまいます。
対して、現在支持を集めている「ネオソバージュ」は、計算されたくびれと柔らかなウェーブを融合させたスタイルです。根元付近には立ち上がりをつけつつ、毛先はあえて緩めに逃がすことで、頭頂部の薄毛カバーと軽快な空気感を同時に叶えます。単にパーマを細かくかけるのではなく、毛流れの陰影によって自然なリフトアップ効果を生み出す設計が、現代の大人のヘアデザインにおけるスタンダードです。