本作の骨格を理解する上で欠かせないのが、複雑に絡み合う人間関係とあらすじ全話を通じて描かれた権力闘争の構造です。物語の中心となるJKグループの人間関係を把握することで、最終回の衝撃度が倍増します。
孤児院育ちのハン・ジフンは、少年の頃に殺人の冤罪を着せられた際、キム・インスクの献身的な支援によって救われ、優秀なスター検事へと成長しました。一方のインスクは、韓国屈指の財閥JKグループの次男に嫁ぎながらも、夫を事故で亡くした後は義母のコン・スノ会長(キム・ヨンエ)から「K(犬=ケ)」と蔑まれ、一族の召使い同然の扱いを受けていました。
インスクを地獄から救い出すため、ジフンは検事を辞職してJKグループの顧問弁護士となり、インスクをグループの持株会社「JKクラブ」の社長へ押し上げる復讐計画を始動させます。しかし、インスクが過去に産み、アメリカへ養子に出していた実の息子ジョニーが韓国へ現れたことで、完璧だった計画は狂い始めます。
息子を愛しながらも、正体が露呈すれば全てを失う恐怖に怯えるインスク。そして、ホテルでジョニーが不審死を遂げた事件を追う中で、ジフンは自分が信じてきた「聖女インスク」の背後にある底知れぬ孤独と残酷な真実に向き合わざるを得なくなっていきます。