虫歯じゃないのに歯の根元が削れる謎!アブフラクションの原因と治療法

虫歯じゃないのに歯の根元が削れる謎!アブフラクションの原因と治療法

虫歯じゃないのに歯の根元が削れる謎!アブフラクションの原因と治療法の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

長年、歯科医学界や一般的なオーラルケアの現場では、歯の根元のくぼみを総称して「くさび状欠損(Wedge-shaped defect)」と呼んできました。しかし、近年の研究および日本歯科保存学会などの臨床指針では、その原因に応じた厳密な分類が進んでいます。くさび状欠損の違いを正しく理解することは、適切な処置を選択する上での第一歩です。

従来型のくさび状欠損は、主に硬い歯ブラシで横磨きを繰り返すことによる「擦過摩耗(アブレーション)」や、酸性の飲食物によって歯が溶ける「酸蝕(エロージョン)」が主因とされてきました。一方、アブフラクションは純粋な力学的疲労による「応力集中(アブフラクション)」を指します。現実の口腔内ではこれらが複合して発生するケースが大半ですが、削れ方の断面形状や発現部位に明確な特徴が現れます。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価主な原因分類アブフラクション原因:咬合性応力集中
擦過摩耗:ブラッシング圧(200g以上)従来のWSD診断基準力の偏重か物理的摩擦かの見極めが再発防止の分岐点欠損の断面形状鋭角なV字型、または階段状の深い裂溝U字型で浅く滑らかな saucer 形状深部が鋭利に切れ込んでいる場合は咬合性外傷を強く疑う発生部位の偏り特定の小臼歯・第一大臼歯に孤立して多発利き手側の犬歯・小臼歯列全体に連続孤立した1本のみが削れている場合、ブラッシング原因は除外可能初期修復費用(3割負担時)コンポジットレジン修復 費用:約1,000円〜1,500円/1歯保険診療点数(充填+研磨)充填のみで終わらせると破折・脱落リスクが残る
山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。