「西高での3年間で身についたのは、空気を過剰に読まず、自分の頭で考えて意見を言う度胸でした」
都内のITスタートアップでプロダクトマネージャーを務める卒業生はそう振り返る。制服という均一なシールドがない環境で過ごす思春期は、時に自分自身のアイデンティティと残酷なまでに直面させられる時間でもある。しかし、その過程で培われた「自分は自分でいい」という自己肯定感と他者理解の感覚は、大学進学後や社会に出てからの大きな武器になる。
就職活動や新規事業の立ち上げ、あるいは研究現場において、誰かの指示を待つのではなく自ら動ける人材として、同校のOB・OGは各界で静かな存在感を放ち続けている。