児童が発見されたのは、自宅からおよそ3キロメートル離れた山林の入り口付近に佇む古い空き家だった。発見時刻は午前6時過ぎ。朝もやが立ち込める中、捜索隊が手分けして敷地内を確認していたところ、敷地奥の物置小屋の軒下で体を丸めて震えている児童をボランティアの男性が発見した。
発見時、児童は薄手の長袖Tシャツにジーンズ姿。夜間の急激な冷え込みもあって体を寒さで震わせていたが、意識ははっきりしており、捜索隊からの問いかけに自分の名前を答えることができたという。現場に駆けつけた救急隊による簡易検査の後、速やかに市内の病院へと搬送された。関係者への取材によれば、軽度の脱水症状は見られるものの命に別状はなく、現在は保護者とともに静かに休んでいる。行方不明児童の早期発見は、まさに一刻を争う時間との戦いだった。