大半の訪問者は地下鉄の外苑前駅や青山一丁目駅からメインストリートへと集中する。その結果、日中の時間帯は歩道が人波で埋め尽くされ、落ち着いて鑑賞する余裕すら失われがちだ。混雑を巧みに回避し、静寂の中で絶景を堪能したいのであれば、午前7時半から8時半までの「早朝の黄金時間」を狙うのが最大のポイントだ。東の空から低く差し込む斜光がイチョウの葉を内側から発光させ、まるで光の回廊のような幻想的な光景が広がる。
さらに、混雑を避ける穴場のアクセスルートとしておすすめなのが、JR千駄ヶ谷駅や都営大江戸線の国立競技場駅側からのアプローチだ。神宮球場の脇を通り抜け、並木の北端にあたる絵画館側から進入することで、青山通り側の凄まじい人波を回避できる。現地でGoogleマップのリアルタイム混雑度を確認しながら、並木に平行する一本裏手の小道を歩くことで、ストレスなく散策を楽しむことができる。