テクノロジーと野営の距離感も、2026年ならではの進化を遂げている。琵琶湖の北端、奥琵琶湖の山麓に広がるエリアでは、あえて送電網から切り離された完全自給型のキャンプサイトがコアな支持を集めている。
太陽光発電と小型蓄電池、そして衛星通信ネットワークだけを備え、余計な街灯は一切置かない。夜になれば、漆黒の闇に琵琶湖の波音だけが響き渡る。デジタルデトックスを掲げつつ、万が一の緊急連絡やテレワークの要件だけは衛星経由で担保する。この「切断と接続の絶妙なバランス」が、日常に窒息しそうな都市生活者の逃げ場として機能している。