ラ・ムー大蔵海岸店の店舗入口脇に併設されたファストフードコーナー「PAKU-PAKU(パクパク)」は、買い物客の多くが引き寄せられる店舗の象徴的存在です。名物は、大粒のたこ焼きが6個入って税込100円というワンコイン商品です。この価格設定は、原材料や光熱費が高騰し続ける昨今の飲食業界において奇跡的な水準といえます。
「100円だからタコが入っていないのではないか」「生地ばかりで美味しくないのではないか」といった懸念を抱く初見の利用者もいますが、実際に口にするとその印象は覆されます。外側は程よく香ばしく、中はトロリとした出汁の効いた生地に、しっかりとした噛みごたえのあるタコが包まれています。焼き立ての上にソースと鰹節がたっぷりとかけられており、小腹を満たす軽食としては申し分のない完成度を誇ります。マヨネーズは別売り(10円程度)となっていますが、それを加味しても110円であり、抜群のコストパフォーマンスを示しています。
この驚異的な満足度ゆえに、休日の「パクパク」は熾烈な順番待ちが発生します。店頭の自動券売機で食券を購入して受け取るシステムですが、土日祝日の昼時や夕方には焼き上がりが追いつかず、20分〜40分待ちの整理券対応になるケースが珍しくありません。現場のベテラン客は「店に入る前にまずパクパクの券売機で食券を買い、待ち時間を確認してから店内でゆっくり買い物を済ませ、退店時に焼き立てを受け取る」という無駄のない導線を確立しています。なお、パクパクの営業時間はスーパー本体の24時間営業とは異なり、午前10時から午後7時前後までの日中営業となっている点に注意が必要です。