出水平野を訪れる際、最も羽数が揃い迫力ある光景を目撃できる出水平野 鶴 見頃時期は、11月下旬から1月下旬です。10月中旬に第1陣が到着したのち、11月中旬にかけて続々と飛来し、12月には全羽数が集結します。2月に入るとシベリアへの「北帰行」が始まり、順次旅立っていきます。
観察のハイライトは、なんといっても「早朝の飛び立ち」です。夜明け前の午前6時30分から7時30分頃、朝焼けに染まる空を背景に、数千羽のツルが一斉に羽ばたき、鳴き交わしながら給餌場や周辺の田畑へと飛び立つ光景は息を呑む美しさです。日中は家族単位(つがいと幼鳥1〜2羽)で穏やかに採餌する様子をじっくり観察できます。
観光拠点となる出水市ツル観察センターは、毎年11月1日から翌年3月第2日曜日までオープンしています。センター屋上の展望所からは干拓地全体を360度パノラマで見渡すことができ、館内には高倍率望遠鏡や解説パネルが充実しています。周辺観光としては、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「出水麓武家屋敷群」や、ツルの飛来地に近い野田郷温泉などを巡るルートが人気を集めています。