一般的な路線バスと決定的に異なる点がある。それは、航空機の到着時刻に完全に連動して発車時刻が調整される「接続ダイヤ」を採用していることだ。フライトが雪や強風で遅延しても心配いらない。飛行機が着陸し、乗客が手荷物をピックアップして到着ロビーに出てくるタイミングを見計らってバスは出発を待つ。
函館空港連絡バスの運行管理は極めて職人的だ。定刻ダイヤは公表されているものの、現場では国内各社からの便の動向をリアルタイムで監視している。「最終便が30分遅れたらバスも30分待つ」。この柔軟性こそが、旅慣れたビジネスパーソンからも絶大な信頼を寄せられる理由にほかならない。
ただし、逆方向、つまり市内から空港へ向かう便は厳密な定刻運行となる。JR函館駅前バスターミナルを出発する便は、1分たりとも待ってはくれない。搭乗手続きの締め切り時刻から逆算し、少なくともフライトの1時間前には空港へ到着する便を選択するのが鉄則だ。