水卜アナウンサーのキャリアは、華々しい表舞台の姿とともに、着実な実力主義の階段を上ってきた歴史でもあります。渋谷教育学園幕張高等学校から慶應義塾大学文学部英米文学専攻を経て、2010年に日本テレビへ入社。就職活動期には他キー局の採用試験で苦杯をなめた経験を明かしていますが、その挫折が彼女の謙虚さと現場への献身を育てる契機となりました。
近年、メディア業界で大きな話題を呼んだのが、日本テレビ社内における異例のスピード出世です。彼女はアナウンス部の中で管理職待遇である「チーフスペシャリスト」へと昇格しました。これは従来の年功序列を大きく飛び越え、看板アナウンサーとしての実績と後輩育成能力が高く評価された結果です。
フリーに転身すれば数億円の年収が見込めると業界各社が熱視線を送り続ける中、彼女が局員として留まる道を選んでいる背景には、単なる金銭的成功よりも「日本テレビというチームで良質な番組を作る」という強いアイデンティティが存在します。