水曜どうでしょう「だるま屋ウィリー事件」の真相と聖地巡礼の今

水曜どうでしょう「だるま屋ウィリー事件」の真相と聖地巡礼の今

水曜どうでしょう「だるま屋ウィリー事件」の真相と聖地巡礼の今の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

事件が起きたのは、1999年7月21日に放送された企画『原付東日本縦断ラリー』の第4夜です。企画の骨子は、鈴井貴之氏(ミスター)と大泉洋氏のタレント2名が、排気量50ccのホンダ・スーパーカブにまたがり、東京・銀座から北海道・札幌市までの約1,000km余りを72時間で走破するという過酷極まりない長距離ラリーでした。

旅の道中、群馬県高崎市に立ち寄った一行は、縁起物として知られる巨大な「高崎だるま」を購入。大泉氏が乗るカブの後部荷台にこのだるまを厳重に縛り付けたことから、視聴者やディレクター陣から大泉氏のカブは「だるま屋」と命名されました。一方の鈴井貴之氏のカブには、福島県の民芸品である巨大なこけしが積まれ、異様なビジュアルの2台が北上を続けていたのです。

事故が勃発したのは山形県境にほど近い新潟県北部の沿岸部、片側交互通行規制が行われていた工事区間でした。待ち時間を示す工事用信号機が「残り1秒」から青へと変わった瞬間、運命の歯車が狂い始めます。スロットルを大きく捻った大泉氏のカブは、激しい唸り声を上げると同時に前輪が宙へと浮き上がり、完全なウィリー走行へ突入。大泉氏は為すすべもなくバイクごと道路脇の工事用フェンスおよび安全第一のバリケードへと突っ込み、激しく大破・転倒しました。

テレビ番組の常識を覆したのは、直後の現場対応でした。スタッフの藤村忠寿チーフディレクター(藤村D)は、激突の瞬間に安否を気遣うどころか、車載カメラの前で腹を抱えて大爆笑。この藤村Dの笑い声と、衝撃でヘルメットがずり落ち、パニック状態で放たれた大泉氏の「なまら怖かったよ」という悲鳴が、奇跡的なバラエティの名シーンとして結実したのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。