InstagramやTikTok、Xを開けば、園内の独特な色彩と造形を捉えた写真や動画が数多く投稿されている。しかし、単に「レトロでかわいい」という一言では片付けられない魅力がここにはある。
70年代や80年代のデザイン特有の、少しアンバランスで愛嬌のある造形物。幾度となく塗料が重ね塗りされた木製のベンチやスチールの質感。フィルター加工なしのスマートフォンカメラで撮影しても、独特のアナログな深みが立ち現れる。人工的なCGでは決して再現できない「時間の重み」というテクスチャーが、若者たちのタイムラインで強い異彩を放っているのだ。写真映えを狙ったあざとい演出がないからこそ、本物としてのリアリティが強い共感を呼んでいる。