彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、日活時代の爆発的な活躍だ。1962年に公開された主演映画『キューポラのある街』において、極貧の中でたくましく生きる少女・ジュンジを熱演。日本中を熱狂させ、一躍トップスターの座を揺るぎないものとした。
当時の映画界を席巻した「サユリスト」現象は、単なるアイドル人気にとどまらない文化的な熱量を持っていた。卓越した演技力と圧倒的な親しみやすさは、数々の賞を手繰り寄せる。日本アカデミー賞協会からも長年にわたりその功績を高く評価され、最多受賞記録を誇るなど、名実ともに邦画史上の伝説となっている。