車山高原が年間で最も熱狂的な賑わいを見せるのが、黄色い絨毯が一面に広がるニッコウキスゲの見頃(例年7月上旬から7月中旬)です。この時期の車山高原の混雑状況は、一般的な観光地の週末渋滞とは次元が異なります。
現地を訪れた登山者たちの記録や証言を検証すると、車山肩駐車場の熾烈なポジション争いが浮き彫りになります。
「7月第2週の日曜日に現地へ向かい、朝の5時45分に到着したが、すでに200台の枠は満車。路肩に待機列ができ始めており、泣く泣くスカイプラザまで戻ることになった」(首都圏在住・40代男性登山愛好家)
「日の出前の午前4時半に到着してギリギリ駐車できた。早朝から名物カフェの『ころぼっくるひゅって』前には行列ができており、霧ヶ峰一帯の熱気がすごかった」(登山系コミュニティの投稿より)
開花ピーク時の土日祝日は、午前5時台後半から6時頃には車山肩駐車場が埋まり始めます。7時を回る頃にはビーナスラインの本線に入庫待ちの車列が伸び、警察の巡回や誘導員による指導が入ることも日常茶飯事です。路上駐車は路線バスの運行を妨げ、深刻な事故を誘発するため厳重に取り締まられています。
この大混雑をスマートに回避する決定打が、「最初からスカイプラザを目指し、朝一番の車山高原展望リフトで山頂へ上がる」というルート設定です。リフトの運行開始時間に合わせて麓の広大な駐車場へ滑り込めば、無用な渋滞ストレスを一切感じることなく、標高1,925mの涼風が吹き抜ける山頂へ到達できます。