寒川神社レイラインの謎|富士山・出雲を結ぶ御来光の道と八方除の真実

寒川神社レイラインの謎|富士山・出雲を結ぶ御来光の道と八方除の真実

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古代の聖地や祭祀場が直線状に並ぶ現象を「レイライン」と呼びます。日本において最も著名なレイラインの一つが、春分の日と秋分の日に太陽が東から西へと真っ直ぐ進む軌道を示す「ご来光の道(太陽の道)」です。

この直線上に位置する主要な拠点を東から順に追うと、驚くべき事実が浮かび上がります。

太平洋に面した千葉県上総一ノ宮の玉前神社から昇った朝日は、相模国一之宮である寒川神社を通り、日本の霊峰・富士山山頂を直撃します。さらに光は西へと進み、七面山、元伊勢(京都府)、琵琶湖に浮かぶ竹生島の宝厳寺・竹生島神社、鳥取の大山阿夫利神社を経て、神々の集う出雲大社、そして日本海へと沈んでいきます。

人工衛星もGPSも存在しなかった太古の日本において、なぜこれほど正確に重要拠点が同緯度上に配置されたのでしょうか。歴史地理学や天文学の視点からは、「古代の祭祀集団が太陽の昇降を観測し、極めて高度な測量技術を用いて意図的に聖地を結びつけた」という説が極めて有力視されています。太陽神への信仰と国土結界の構築が一体となった、古代日本人の叡智の結晶がこのレイラインなのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。