クロコダイルの懸賞金推移を語る上で欠かせないのが、王下七武海制度による「懸賞金の凍結」という制度的背景です。若くして頭角を現したクロコダイルは、20代前半で政府公認の海賊である七武海に加盟したため、当時の手配書に記された8100万ベリーの数値で長年固定されていました。アラバスタ王国でのクーデター計画「ユートピア作戦」失敗後に七武海を剥奪され、インペルダウンへ収監された際も再査定の機会はありませんでした。
頂上戦争での脱獄・参戦を経て新世界へと渡り、ワノ国編終幕後に王下七武海制度が完全撤廃されたことで、世界政府は改めて元七武海たちの危険度を再評価。その結果、海軍犯罪捜査局から発表されたクロコダイルの新懸賞金は、一挙に19億6500万ベリーという破格の金額に設定されました。
表からも明らかなように、七武海撤廃に伴う査定見直しにおいて、クロコダイルの増額幅は群を抜いています。この数値は、四皇の最高幹部クラス(百獣海賊団のキング:13億9000万、ビッグ・マム海賊団のカタクリ:10億5700万)を大きく上回り、新世代の旗手である麦わらの一味のゾロ(11億1100万)やサンジ(10億3200万)をも凌駕するポジションに位置付けられています。