『鬼滅の刃』の物語において、鬼滅の刃 上弦の六 歴代の鬼たちは、いずれも「人間としての脆弱さ」と「異形の強さ」を極限まで体現した存在です。吉原遊郭を長年支配していた旧上弦の陸は、美しき花魁として潜伏していた妹の堕姫と、その体内から出現する兄の妓夫太郎という、前代未聞の二身同体の鬼でした。
長年ファンの間でも議論されてきた「上弦の六 どっちが本体なのか」という問いに対して、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』や劇中の描写から導き出される明確な結論は、「実質的な戦闘能力と権限の本体は妓夫太郎であるが、鬼としての存在意義そのものは二身一体」という構造です。妓夫太郎が目覚めない限り、堕姫単体でも柱級の剣士を圧倒する膂力(りょりょく)を誇り、過去に柱を7人葬ってきました。しかし、妓夫太郎自身は単独で過去に柱を15人仕留めており、二人が揃った際の戦闘力は上弦の名に恥じぬ脅威を誇ります。
両者が行使する上弦の六 血鬼術 能力は、互いの長所を掛け合わせた極めて凶悪な連携を可能にします。堕姫は広範囲を薙ぎ払う柔軟かつ硬質な「帯」を操り、妓夫太郎は自らの血を鎌状の斬撃に変えて自在に軌道を曲げる「血鎌」、そして触れた者を確実に死に至らしめる「猛毒」を操ります。さらに、妓夫太郎は自らの片目を堕姫の額に埋め込むことで視覚を共有し、妹の帯攻撃を自身の高度な空間把握能力で遠隔操作する戦法を取りました。