保護者や在校生の口コミで圧倒的な言及量を誇るのが、秋に開催される伝統の学校祭「鴻陵祭(こうりょうさい)」です。文化の部と体育の部で構成されるこの行事は、構想から準備、当日の運営に至るまで生徒会や実行委員会が主体となって進行します。3年生が劇や巨大オブジェの制作に本気で打ち込む姿は同校の象徴であり、卒業生が「人生で最も濃密だった数カ月」と述懐するほどの熱量を誇ります。
生徒主体の活気は国府台高校の部活動実績にも直結しています。全国大会出場経験を持つフェンシング部や弓道部、県大会で実績を重ねる陸上競技部や吹奏楽部など、運動系・文化系を問わず幅広い活動が盛んです。「文武両道」を形式的なお題目にするのではなく、自らの関心に向けて放課後の時間を能動的に使う気風が根づいています。
一方で、保護者の評判や口コミを掘り下げると、自由な校風の裏側にある学習課題も見えてきます。教員が生徒を細かく監視したり、過度な課題で縛りつけたりしない方針であるため、主体的に机に向かう習慣がない生徒は学習のペースを崩しやすい傾向があります。行事と部活動に全力投球するあまり、高校2年の冬まで受験対策が後手に回ってしまうケースも散見され、自己管理能力が強く問われる環境といえます。