ビートたけし(本名・北野武)と元妻・幹子さんの出会いは、1978年にさかのぼります。当時、幹子さんは女子大生漫才コンビ「ミキ&ミチ」として活動しており、お笑いの舞台を通じて意気投合。ツービートとしてブレイクする直前の極貧時代を支え合い、1980年に事実上の結婚生活をスタート、1983年に正式に婚姻届を提出しました。
しかし、その40年近い歴史のうち、実に30年以上が「実質的な別居状態」であったことは広く知られています。1986年のフライデー襲撃事件や1994年のバイク事故など、たけしの人生を揺るがす危機において幹子さんは常に「本妻」として毅然と振る舞い、家庭と資産を守り続けてきました。幹子さんはかつて手記やインタビューで「夫婦というよりは、同志であり戦友のような関係」と語っていた時期もありました。
長年続いた「別居という名の安定した均衡」が崩壊へ向かった直接の契機は、2010年代前半に出会った18歳年下のビジネスパートナー・A子さん(現在の再婚相手)の存在です。たけしはA子さんと寝食を共にし、仕事のスケジュール管理から映画製作の現場サポートまで、公私にわたる全幅の信頼を寄せるようになりました。単なる一時的な愛人関係にとどまらず、精神的にも実務的にも生活の拠点が完全にA子さんのもとへ移ったことで、幹子さんとの形式的な婚姻関係を維持する理由が完全に失われたと報道されています。