「裏ワザ」と聞くと、怪しげな不正解法を思い浮かべるかもしれませんが、英検における真の裏ワザとは「試験制度の構造的な歪み(ゆがみ)を合法的に最大活用する戦略」を指します。とりわけ知っておくべきは、日本英語検定協会が採用している「英検CSEスコア」の特性です。
英検準2級の1次試験は、リーディング(37問)、リスニング(30問)、ライティング(16問相当の配点比重)の3技能で構成されています。素点の合計ではなく各技能に均等に「各600点(合計1800点)」が割り振られ、1次試験の合格基準スコアは1322点に設定されています。つまり、問題数が最も少ないライティングで満点近くを叩き出せば、長文読解が苦手でも一気に合格ラインへ到達できる計算です。
大手進学塾の進路指導担当者は次のように証言します。「多くの受験生は長文読解の対策に膨大な時間を費やしますが、費用対効果(タイムパフォーマンス)で言えば完全に悪手です。テンプレートを丸暗記したライティングと、設問パターンの決まっているリスニング第1部を固めることこそが、現場で実証されている最強の近道です」。