エビマヨレシピ人気1位を徹底解剖!冷めてもサクサク極上黄金比

エビマヨレシピ人気1位を徹底解剖!冷めてもサクサク極上黄金比

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そもそも、エビマヨという料理は中国古来の古典料理ではない。1980年代から1990年代にかけて日本の料理界を席巻した伝説の料理人、故・周富徳元祖レシピがその源流である。周氏が広東料理のエビのフリット(炸蝦球)をベースに、西洋のマヨネーズを融合させたフュージョン中華として生み出したのが始まりとされている。

周氏が残した技術ノートや当時の料理番組アーカイブを検証すると、元祖のソースにはジンやラム酒といった洋酒、さらにはエバミルク(無糖練乳)が隠し味として贅沢に注ぎ込まれていた。洋酒の芳醇なアロマが甲殻類独特の風味を上品に昇華させ、重厚な油分を軽快に感じさせる仕掛けが施されていたのである。

このプロ直伝本格中華のスピリットは、時代を経てウェブ時代の家庭料理へと受け継がれた。現代のレシピプラットフォームにおいてクックパッド殿堂入り1位やつくれぽ10000件超えを達成した投稿者たちは、プロの複雑な工程を大胆に簡略化しつつも、味覚の構造を決して崩さなかった。高価な洋酒の代わりに料理酒や少量のレモン果汁を使い、扱いが難しいエバミルクを加糖練乳や身近な調味料へ置き換えることで、大衆の胃袋を掴む「究極の家庭版エビマヨ」へと進化を遂げたのである。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。