二人の原点は、才能ひしめくNSC東京校の門を叩いた日にある。それぞれ異なるバックボーンを持ち、別々のコンビで試行錯誤を繰り返していた二人が巡り合ったのは、決して偶然ではなかった。互いの才能にいち早く目をつけ、お笑いに対する異常なまでの熱量を共有できたからこそ、電撃的なコンビ結成へと至った。
養成所時代から劇場初期にかけては、決して順風満帆な日々ばかりではなかった。ウケない日々の葛藤、ネタ作りの行き詰まり、周囲の同期が先に評価されていく焦燥感。そうした泥臭い挫折を二人で乗り越えてきた経験が、阿吽の呼吸と揺るぎない信頼関係を育て上げた。舞台上で見せるあの絶妙な掛け合いは、何百時間もの対話と試行錯誤の歴史の上に成り立っている。