どれほど優れた道具を揃えても、基礎的なコテ巻きの手順を誤っていれば狙い通りのシルエットは作れない。初心者が最も陥りがちな失敗は、後ろの髪と前の髪をごちゃまぜにして巻き始めてしまうことだ。
失敗を防ぐための絶対法則は、丁寧なブロッキングにある。まず髪を上下左右の4つのブロックに切り分ける。このひと手間を惜しまないことが、均一で立体的なカールを作る近道となる。下の層から順番に巻き、最後に表面の毛束を薄く取って巻くことで、全体に自然な奥行きが生まれる。
また、クリップで挟む向きにも注意が必要だ。レバーの向きを外側に向けるか内側に向けるかで、カールの出方はガラリと変わる。鏡越しに自分の手元を確認しながら、焦らずゆっくりと滑らせる感覚を身体に覚え込ませることが大切だ。