インターネット上の言説を観察していると、ラーメン二国に関して散見されるいくつかの誤解が存在します。現地を訪れる前に押さえておくべき代表的な盲点を検証します。
第一の誤解は、「近年流行している二郎系ラーメンの派生やインスパイアではないか」という見方です。確かに「山盛りのニンニク」や「迫力あるチャーシュー」というキーワードは二郎系を連想させがちですが、ラーメン二国の創業は二郎系が全国区になるはるか前、昭和後期の関西屋台です。極太のオーション麺や分厚い豚塊ではなく、関西人が親しみやすい中太ストレート麺と薄切りスライスの煮豚、そしてコク深い豚骨醤油という構成であり、歴史的にも文脈的にも完全に独立した「関西屋台スタミナラーメン」の系譜です。
第二の盲点は、すりおろし生ニンニクの刺激の強さです。火を通したガーリックチップや加熱済みのおろしニンニクとは異なり、二国のニンニクは新鮮な生のすりおろしがそのままトッピングされます。そのため、スープによく溶かさずに塊のまま麺と一緒にすすると、舌が痺れるほどの辛味を感じることがあります。「マイルドなニンニク風味」を期待して注文すると後悔するため、胃腸の調子や体質に合わせた慎重な判断が求められます。