日本全国津々浦々に存在する「〇〇銀座」という商店街。その数は全国で300箇所以上にのぼると推計されています。この現象の起源をたどると、1923年(大正12年)の関東大震災に突き当たります。
当時、壊滅的な被害を受けた東京・銀座の街から、不要となったレンガ瓦礫を譲り受けて水はけの悪い通りを舗装したのが、品川区の「戸越銀座商店街」でした。これを契機に「本家銀座の復興と繁栄にあやかりたい」という商業者たちの熱い願いが込められ、「戸越銀座」と命名。これが日本で最初の「〇〇銀座」の誕生とされています。
昭和の高度経済成長期に入ると、街のメインストリートや最も賑わう商店街に「銀座」の名を冠するブームが全国へ波及しました。単なる地名の模倣ではなく、「街を豊かにし、人々の笑顔が集まる場所にしたい」という商店主たちの誇りと情熱が、銀座商店街の歴史と由来の根底に流れています。