住民が最も注視しているのが水道水の安全性、とりわけPFOSおよびPFOAをはじめとする有機フッ素化合物(PFAS)の除去状況です。沖縄本島では過去に嘉手納基地周辺水源におけるPFAS検出が大きな社会問題となりましたが、沖縄県企業局はこれを受けて全浄水場でのモニタリング強化と高度処理の導入を急速に推進しました。
西原浄水場においては、標準的な凝集沈殿・急速砂ろ過プロセスに加え、高度な粒状活性炭吸着設備を配備・運用しています。活性炭の微細孔が有機化合物を物理的・化学的に吸着することで、PFAS類を極限まで低減させる仕組みです。県企業局が公表している定期水質検査結果では、西原浄水場の送水系統におけるPFOS・PFOA合算値は、国の定める暫定目標値である1リットルあたり50ナノグラム(50ng/L)をはるかに下回り、定量下限値未満から極めて低い極微量レベルで安定推移しています。
沖縄県企業局では毎月の水質検査速報をウェブサイト上で包み隠さず公開しており、西原浄水場における水質パラメータは国の51項目に及ぶ水道水質基準を全項目で余裕をもってクリアしています。数値データが証明する通り、供給されている水道水はそのまま飲用可能な高い清浄性を保っています。