ドラマ史において「恐ろしい悪役」は数多く存在しますが、小学生という設定でこれほど視聴者に心理的圧迫感を与えたキャラクターは極めて稀です。『テセウスの船』における加藤みきおは、音臼小学校の児童として車椅子生活を送りながら、裏では大人たちを操り、村を恐怖に陥れた連続毒殺事件の首謀者でした。純真無垢な少年の笑顔から一転、獲物を狙う冷酷な笑みを浮かべるその瞬間、画面越しの空気は一変しました。
特に話題を呼んだのが第8話から最終回にかけての展開です。ワープロを叩きながら冷徹に殺人計画を進め、心を嘲笑うかのように追い詰めていく姿に対し、放送中のTwitter(現X)では「加藤みきお」「みきおの顔」がトレンド上位を独占。「小学生とは思えない眼光の鋭さ」「笑顔が完全にサイコパスのそれ」といった視聴者の戦慄がタイムラインを埋め尽くしました。ベテラン俳優陣を相手に一歩も引かない堂々たる存在感は、単なる「演技がうまい子役」という枠組みを完全に突破していました。