りんご病は子どもの病気と思われがちですが、幼少期に感染歴がなく抗体を持っていない大人が初感染した場合、子どもとは全く異なる辛い症状が現れることが少なくありません。
大人が感染した場合、頬の発疹は目立たないか、あるいは出ないことも珍しくありません。その代わり、手指の関節や手首、膝、足首などの強い関節痛やむくみ(浮腫)が主症状として前面に出ます。痛みの程度は非常に強く、「朝起きると手が握れない」「階段の昇り降りができない」「手足がパンパンに腫れ上がる」など、日常生活に著しい支障をきたすケースも多発します。
また、全身の強い倦怠感や頭痛、発熱が数日〜1週間以上続くこともあります。関節の痛みやこわばりはリウマチの初期症状と酷似しているため、内科や整形外科を受診して初めてりんご病と判明するパターンも目立ちます。多くは数週間から数か月で後遺症なく軽快しますが、大人にとっては決して軽視できない疾患です。