芽が出たじゃがいもは植えるな?プロが暴く危険性と正しい育て方の真相

芽が出たじゃがいもは植えるな?プロが暴く危険性と正しい育て方の真相

芽が出たじゃがいもは植えるな?プロが暴く危険性と正しい育て方の真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

SNSや知恵袋、園芸掲示板を観察すると、食用芋を植えて痛い目を見た人々の生々しい投稿が数多く蓄積されています。家庭菜園じゃがいも栽培の失敗例とネットの反応を検証すると、共通する典型的な挫折パターンが浮かび上がってきます。

「スーパーの男爵に芽が生えたので庭の片隅に埋めてみたら、葉っぱが縮れて黄色い斑点が浮き出た。調べたらモザイク病。隣で育てていたお気に入りのミニトマトにもうつってしまい、全部引き抜いて泣く泣く処分した」(30代女性・ガーデニング愛好家)

「もったいない精神で切ってそのまま植えたら、芽が出るどころか1ヶ月経っても何も生えてこない。掘り返してみたら、土の中でどろどろに腐敗して異臭を放っていた。ショックで言葉が出ない」(40代男性・家庭菜園初心者)

後者の証言にあるように、切って植えると腐る原因と対策を理解していない失敗は非常に多く見られます。春植えの種芋は芽の配置を見ながら切り分けますが、切り口が生のまま湿った土に触れると、土中の腐敗菌が侵入して組織を壊死させてしまいます。確実な対策としては、切断面を風通しの良い日陰で2〜3日乾燥させてコルク層(保護膜)を形成させるか、あるいは草木灰(そうもくばい)を切り口にしっかりまぶして殺菌した上で植え付ける必要があります。特に地温が低い時期や水はけの悪い土壌では、食用芋の腐敗率は跳ね上がります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。