カフェインは中枢神経系を刺激し、覚醒作用や疲労感のマスキングをもたらす有用な成分ですが、血中濃度が急上昇すると全身の臓器に負荷をかけます。過剰摂取によって現れる異変は、時間経過とともに「身体面」から「精神面」へと波及していく特徴を持っています。
最初に現れやすいカフェイン中毒の初期症状として代表的なのが、交感神経の過剰刺激による動悸や手の細かな震え、そして胃酸過多に伴う吐き気や胃痛です。「いつもより心拍が速く感じる」「キーボードを打つ指先が小刻みに震える」といった自覚症状が出た時点で、すでに体内の許容量を超え始めていると判断すべきです。
さらに摂取量が重なると、精神的な焦燥感、パニック発作に似た強い不安感、耳鳴り、呼吸促迫(過呼吸)へと進行します。特に短時間で複数のエナジードリンクやカフェイン錠剤を併用した場合、数十分から数時間で急激に状態が悪化する危険性があります。