「ハイビームの付け方が分からない」「パッシングをしようとしてハイビームのまま固定されてしまった」というトラブルは、レバーの前後操作の仕組みを理解することで即座に解消できます。
ダイヤルでヘッドライト(ロービーム)を点灯させた状態を基準位置(ニュートラル)として、レバーを前後に動かすことで光軸を切り替えます。
【ハイビーム・ロービーム・パッシングの操作手順】
- ハイビーム(固定):レバー全体を「車両前方(奥)」に向かってカチッと手応えがあるまで押し込みます。メーターパネル内に青色のハイビームインジケーター(イカのような形状のアイコン)が点灯します。
- ロービームへ戻す:前方に押し込んだレバーを「手前(運転席側)」に軽く引き戻すと、中央のニュートラル位置に戻り、ロービームに戻ります(青いアイコンが消灯)。
- パッシング(一時点滅):レバーをニュートラル位置から「手前(運転席側)」に引いている間だけハイビームが点灯し、指を離すとスプリングの力で自動的に元の位置へ戻って消灯します。相手への合図やお礼、危険警告に用いられます。
警察庁の統計や安全指導では、「夜間の単独走行時はハイビームが基本」とされています。時速60kmで走行する自動車は1秒間に約16.7m進むため、照射距離40mのロービームでは障害物を発見してから停止するまでに制動距離が足りず、衝突事故につながるリスクがあるためです。街灯が少ない郊外路や高速道路では積極的にハイビームを活用し、対向車とすれ違う際や前走車の背後に追従する際は、速やかにロービームへ切り替える操作を習慣化しましょう。