四つ玉を初めて目にする人が最も驚くのは、テーブルに球を落とすためのポケット(落とし穴)が一つも存在しない点です。四つ玉は「キャロムビリヤード」という大分類に属し、テーブル上の球同士を当てて得点を競う競技構造を持っています。
使用するボールは「赤玉2個・白玉2個」の合計4個です。2人の対戦形式の場合、各プレイヤーに1個ずつの白玉(識別のため一方に赤いドットが付いている、または黄色玉を使用)が「手球(マイボール)」として割り当てられます。残る3個のボール(赤玉2個+相手の手球1個)が「的球(オブジェクトボール)」となり、自分の手球をキューで撞いて的球に当てていきます。
ポケットビリヤード台との違いは、単に穴の有無にとどまりません。ボールのサイズやテーブル構造にも明確な規格差が存在します。
キャロムテーブルのラシャ(毛織布)の下には電熱線が敷かれており、常に温められています。これは湿気を飛ばして摩擦係数を安定させ、プレイヤーが意図したカーブやスピンの軌道を正確に描かせるためのプロ仕様の機構です。