華やかな銀座の夜を愛し、毎晩のように名だたる高級クラブを飲み歩いていたかつての豪快な姿から一転、現在の本拠地となっているのは神奈川県鎌倉市の緑豊かな高台に建つ大豪邸です。
相模湾を一望できるこの広大な邸宅は、靖子夫人とともに過ごした思い出の詰まった城でもあります。近隣住民や関係者の証言によると、全盛期のような派手な外出は見られなくなったものの、天気の良い日には介助スタッフや家族とともに庭に出て潮風を感じたり、車椅子を使って近隣の静かな散歩道をゆっくりと移動する姿が時折見受けられます。
かつてインタビューで「家の中にいても、ふとした瞬間に女房の足音が聞こえるような気がする」「女房が逝ってから、私の時間は半分止まってしまった」と深い喪失感を吐露していたみのもんた氏。長年連れ添った配偶者を失う精神的打撃は、医学的・心理学的にも「配偶者死別ストレス(Spousal Bereavement)」として知られ、心身の免疫機能や老化の進行に極めて重大な影響を及ぼします。彼は今、テレビカメラの砲列から解放され、最愛の伴侶の気配が残る鎌倉の地で、自らの人生を慈しむように穏やかな時間を刻んでいます。