怪人協会編の終結後、心身ともに深い傷を負った超合金クロビカリの去就は、物語の大きな焦点となりました。結論から言えば、彼はヒーロー協会における現役戦闘員を引退しています。
怪人協会戦の不手際によりヒーロー協会の信頼が失墜する中、新興ヒーロー組織「ネオヒーローズ」が台頭。多くのS級ヒーローが引き抜きや移籍の誘いを受ける中、クロビカリもネオヒーローズへの移籍を決断しました。しかし、彼が選んだ役職はヒーローではなく「専属ボディビル・バトルスーツ部隊のトレーナー」でした。
原作(ONE氏版)およびリメイク版(となりのヤングジャンプ連載)の動向において、彼はスーツの出力に頼りきりな若手隊員たちに対し、肉体の基礎鍛錬の大切さを叩き込む指導者としての日々を送っています。自分自身が前線で怪人と戦うことに対しては未だ強い恐怖心を抱いており、バトルスーツの着用を勧められても頑なに拒み続けています。
【プロの結論】「勝つための筋肉」から「育てるための筋肉」への昇華
読者の間では「かつての最強の一角が指導者に収まるのは寂しい」という声も聞かれます。しかし、キャラクターの心理的成長という視点で見れば、これは極めて前向きな成熟です。かつてのクロビカリは「称賛されたい」「無敵でいたい」という自己愛(ナルシシズム)のために筋肉を誇示していました。しかし挫折を経験した現在の彼は、自らの弱さを受け入れ、他者を強くするためのサポートという新たな自己価値を見出しています。
傷一つない無敗のチャンピオンから、挫折の痛みを知る指導者へ。超合金クロビカリが再び前線で拳を振るう日が来るのか、それとも後進を育てる名伯楽として生きるのか。彼の真の再生ストーリーは、現在進行形で描かれ続けています。