水まわりお助け本舗が指摘するように、冬場のトラブル相談で最も多いのが「凍結によるお湯が出ない」事例だ。給湯器の凍結は、機器そのものではなく給水管・給湯管・ドレン配管が凍ることで起きる場合がほとんどで、正しく対処すれば自力で解決できるケースが多い。
凍結時の正しい解凍手順は以下の通りだ。
ステップ1:給湯器の運転スイッチをいったんオフにする。この状態で凍結が自然に解けるまで待つのが最も安全な方法だ。気温が上昇すれば数時間〜午前中いっぱいで回復することが多い。
ステップ2:自然解凍を早めたい場合は、凍結が疑われる配管部分にタオルを巻き、40℃程度のぬるま湯をゆっくりかける。決して熱湯をかけてはいけない——配管やジョイント部が急激な温度差で破損・破裂するリスクがある。メーカー各社もこの点を強く注意喚起している。
ステップ3:解凍が完了したら給湯器の電源を入れ直し、お湯が出るか確認する。エラーコードが残っている場合はリセット操作を行う(リセット方法は機種によって異なるが、多くの場合はリモコンの「運転」ボタンを3〜5秒長押し、または電源をオフにして30秒待ってから再投入する)。
凍結予防の観点では、気象予報が「最低気温−4℃以下」を示している夜は、わずかに蛇口を開けて細い水を流し続ける「水流し」が非常に有効だ。水は流れているうちは凍りにくい性質を持つ。給湯器に「凍結予防ヒーター」が内蔵されている機種は自動で作動するが、電源プラグを抜いていると機能しない点に注意が必要だ。