筋肉がつきやすい人の特徴と遺伝の真実|骨格や体質で差が出る理由

筋肉がつきやすい人の特徴と遺伝の真実|骨格や体質で差が出る理由

筋肉がつきやすい人の特徴と遺伝の真実|骨格や体質で差が出る理由に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

筋組織は主に、持久力に富む「遅筋(Type I繊維)」と、強い出力を発揮して肥大しやすい「速筋(Type IIa / Type IIx繊維)」の2種類で構成されています。この速筋繊維の割合は出生時に遺伝的要因でおよそ決定されており、一般的な成人の平均値が約50:50であるのに対し、筋肥大が極めて早い人の場合は速筋が60〜70%以上を占めるケースが珍しくありません。

もう一つの決定打となるのが、アナボリックホルモンの代表格であるテストステロン分泌量およびアンドロゲン受容体の感受性です。遊離テストステロン(フリーテストステロン)が豊富に分泌されている体内環境では、筋細胞内のアンドロゲン受容体と結合したホルモン複合体が核内に移行し、たんぱく質同化シグナルを劇的にブーストします。

また、成長ホルモン(GH)やインスリン様成長因子1(IGF-1)の血中動態、インスリン感受性の高さも無視できません。インスリン感受性が優れている体質の場合、摂取した炭水化物が体脂肪細胞ではなく骨格筋細胞へと優先的にグリコーゲンとして送り込まれるため、筋トレ後の回復力と筋合成効率が格段に高まります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。