ドラッグストアの紫外線対策コーナーやメラノCC売り場に行くと、「スプレーが売っているじゃないか」と手に取る人がいます。しかし、そのパッケージをよく見ると、印字されているのは「メラノCC ディープデイケアUVミスト」です。これをかつてのミスト化粧水の後継品と誤認して購入すると、思わぬトラブルに見舞われます。
この2製品は、コンセプトも配合成分も使用シーンも根本的に異なります。旧ミスト化粧水は「医薬部外品」であり、美白有効成分の高浸透ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)と抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウム)を配合した、入浴後や洗顔直後の保湿を目的としたスキンケアでした。
一方、現在展開されているディープデイケアUVミストは、SPF50+ / PA++++を誇る強力な日焼け止めスプレーです。ビタミンC誘導体は保湿・整肌成分として配合されているものの、主目的は紫外線防御膜の形成です。これを夜のお風呂上がりに化粧水代わりとして顔や背中に吹きかけてしまうと、紫外線吸収剤が肌に残り、かえって毛穴詰まりや肌荒れを引き起こすリスクがあります。「朝のUV対策」と「夜の美白・肌荒れ予防」を明確に区別して選ぶ必要があります。