正月の風物詩として国民的な注目を集める箱根駅伝。長年、生中継を担ってきた日本テレビ放送網の重厚な映像演出に加え、近年はTVerをはじめとする無料見逃し配信やマルチアングル配信が定着した。これにより、ファン層は従来のコア層からZ世代や海外のファンへと急拡大している。
スマートフォン越しに選手のリアルタイムなラップ推移や車載カメラの迫力ある映像を追う時代。メディアの進化は、大学スポーツのあり方そのものを変えつつある。注目度が桁違いに跳ね上がる中、選手たちはカメラの前で堂々と自己を表現し、走る喜びを全国へと届ける。メディアを味方につける原監督のオープンな情報発信は、選手たちのモチベーションを極大化させる巧みな仕掛けでもある。