ファンの間で長年議論されている「100均の電池は使い物にならないのか?」という疑問ですが、結論から言えば「アルカリ乾電池であれば、1公演(2.5〜3時間)は十分に完走可能」です。しかし、そこには見落としがちな科学的メカニズムと現場特有のリスクが存在します。
まず根本的な知識として、ペンライトに「マンガン乾電池」を使用してはいけません。マンガン電池は時計やリモコンのように「微弱な電流を休み休み使う機器」に適した設計であり、大電流を連続して要求するペンライトに入れると、わずか数十分で電圧が降下し暗くなります。必ずパッケージに「アルカリ」と明記された製品を選びましょう。
では、100円ショップの大手チェーン(ダイソー、セリアなど)で販売されているアルカリ乾電池と、大手電機メーカー(パナソニック「EVOLTA」や東芝「IMPULSE」等)のプレミアム電池は何が違うのでしょうか。主な差異は「放電初期から終期にかけての電圧維持力」と「個体ごとの品質バラつき」です。
現場の実態レポートや検証データによると、100均のアルカリ電池は新品時の発光力は申し分ないものの、2時間を超えたあたりから電圧がなだらかに低下します。LEDペンライトは光の色によって駆動に必要な電圧が異なり、青色や緑色のLEDは高い電圧(約3.0V以上)を要求し、赤色LEDは比較的低い電圧(約1.8〜2.0V)で点灯します。そのため、電池が消耗して電圧が下がると、「推しのメンバーカラーである水色や白にセットしたのに、現場の途中で勝手に赤やピンクに変わる・青が消灯する」という怪奇現象が発生するのです。
ネット上のコミュニティや知恵袋でも「良い電池を買って2〜3公演持たせるか、100均電池を買って1公演ごとに使い捨てるか」という議論が頻繁に行われています。多ステ派のベテラン参加者の知見では、「1公演ごとに確実に新品の100均アルカリに交換する」スタイルが、発色トラブルを最も安価に防ぐ最適解として支持を集めています。