古文『大江山』現代語訳と品詞分解!小式部内侍が定頼を圧倒した理由

古文『大江山』現代語訳と品詞分解!小式部内侍が定頼を圧倒した理由

古文『大江山』現代語訳と品詞分解!小式部内侍が定頼を圧倒した理由に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

高校の定期試験や大学入試における古文読解において、『十訓抄』の「大江山」は助動詞・敬語・重要古語の宝庫です。頻出ポイントを品詞分解と併せて整理します。

主要部分の品詞分解

■「丹後へ遣はしける使ひは詣で来にけりや」
・遣はし(動詞・ハ行四段・連用形)
・ける(助動詞・過去・連体形)
・使ひ(名詞)
・は(係助詞)
・詣で来(動詞・カ行変格「詣づ+来」・連用形 ※「詣づ」は謙譲語)
・に(助動詞・完了「ぬ」・連用形)
・けり(助動詞・過去・終止形)
・や(終助詞・疑問)
※ポイント:「詣づ」は「行く・来る」の謙譲語。「にけり」は「完了+過去」の頻出パターンです。

■「思はずに、あさましくて」
・思はず(形容詞・ク活用「思はずなり」の語幹、または打消連用形)=思いがけず、予想外に
・に(格助詞)
・あさましく(形容詞・シク活用「あさまし」・連用形)=驚き呆れる、甚だしい
・て(接続助詞)

■「逃げられにけり」
・逃げ(動詞・ガ行下二段・未然形)
・られ(助動詞・受身/尊敬/自発/可能・連用形 ※ここは定頼に対する尊敬)
・に(助動詞・完了「ぬ」・連用形)
・けり(助動詞・過去・終止形)

テストに出る重要古語まとめ

  • 局(つぼね):宮中で女房などに与えられた私室・個室。
  • あさまし:驚き呆れる、意外である、情けない。(最重要古語)
  • 便り(たより):手紙、消息、機会、ついで、頼りになる縁者。
  • 控へて(ひかへて):引き留めて、袖などをつかんで。
  • おぼえ(覚え):世間の評判、名声、寵愛。
  • 直衣(なほし):平安時代の貴族男性の日常着。

よく出るテスト対策問題の解答パターン

問1:定頼はなぜ小式部に声をかけたのか?
【解答例】歌合の歌詠みに選ばれた小式部に対し、母である和泉式部に代作を頼んだのではないかとからかってからかいの恥をかかせるため。

問2:定頼が返歌をせずに逃げ帰った心情はどのようなものか?
【解答例】小式部の即興の和歌があまりにも見事であったため呆気にとられ、即座にこれに匹敵する返歌を詠めず恥をかくのを恐れたから。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。