もしも自分自身や周囲の人が穴に落ちてしまった場合、どのように行動すれば生還できるのか。マンホール転落から助かる方法として、救助隊員や災害医療の専門家が推奨する現場手順が存在します。
落下直後はパニックに陥りやすいですが、最優先すべきは「下流へ流されないための身体確保」です。管の側面に設置されている昇降用ステップ(タラップ)や、内壁の突起物を両手両足で突っ張るようにしてホールドし、水流から顔を水面上に維持します。有毒ガスは空気より重く水面近くに滞留しやすいため、可能な限り高い位置へ頭部を持ち上げることが気道確保の分岐点となります。
また、地上にいる目撃者の行動も極めて重要です。絶対に二次災害の危険があるため素手で中に飛び込んではいけません。即座に119番通報を行い、付近にあるロープ、長めの棒、ベルト、丈夫な布などを上から垂らして要救助者に掴まらせることが鉄則です。