Q1:大腰筋と腸骨筋は完全に分かれている筋肉なのですか?
A1:起始部は「腰椎」と「腸骨窩」で明確に分かれていますが、鼠径靭帯の下をくぐる手前あたりで合流し、共通の腱となって大腿骨小転子に停止します。そのため、機能面ではひとつの「腸腰筋」として協調して働きます。
Q2:大腿骨小転子を骨折した場合、どんな運動障害が起こりますか?
A2:小転子は腸腰筋の唯一の停止部であるため、剥離骨折や転子部骨折の転位が生じると、股関節の屈曲筋力が著しく低下します。座位からの立ち上がりや歩行時の下肢の振り出しが極めて困難になります。
Q3:大腰筋のトレーニングを行う際、最も効率的な種目は何ですか?
A3:股関節を90度以上深く屈曲させる種目が効果的です。大腿直筋などのアウターマッスルは90度を超えると関与が減るため、ハンギングレッグレイズやバンドを用いたニーアップなど、股関節深屈曲位での負荷設定が大腰筋へのダイレクトな刺激になります。