家庭で作る際、なぜ18cmや12cmではなく「15cmケーキ型(5号型)」が最強と称されるのか。そこには熱力学的な理由が存在する。
12cm型では生地の量が少なく、中心まで熱が通りすぎてしまい、トロトロ感を残すのが難しい。逆に18cm型だと家庭用オーブンの熱量では表面に綺麗な焦げ目がつく前に全体が固まり始めてしまう。15cm型は、生地の厚みとオーブンの熱対流のバランスが完璧に合致するサイズなのだ。クッキングシートを型より大きめにカットし、あえてクシャクシャにシワを寄せて型に敷き詰めることで、側面独特の無骨な焼き模様と、ムラのない均一な熱伝導を生み出すことができる。