パイナップルリリーの育て方|植えっぱなし冬越しと咲かない理由を解明

パイナップルリリーの育て方|植えっぱなし冬越しと咲かない理由を解明

今注目を集めている パイナップルリリーの育て方|植えっぱなし冬越しと咲かない理由を解明について、詳しいまとめを整理して公開しています。

園芸相談やSNSのコミュニティで頻繁に見られるのが「葉は青々と茂るのに花が咲かない」「最初の年は咲いたのに2年目以降咲かなくなった」という悩みです。園芸の現場観察と栽培生理から判明しているパイナップルリリーの花が咲かない決定的な理由は、主に以下の3点です。

① 日照不足による光合成エネルギーの欠乏
パイナップルリリーは直射日光を非常に好みます。午前中しか日が当たらない半日陰や樹木の陰に植えると、葉ばかりが長く伸びて間延び(徒長)し、球根に花芽を形成するだけの養分が蓄えられません。

② チッ素(N)過多の肥料バランス
油かすなどのチッ素比率が高い肥料を過剰に与えると、栄養成長が優先されて葉ばかりが巨大化し、生殖成長(開花)が抑制されます。開花を目指すなら、リン酸(P)やカリウム(K)が豊富に含まれた球根用肥料を使用することが鉄則です。

③ 植えっぱなしによる過密と球根の小型化
「パイナップルリリーは植えっぱなしで育つ」という情報は事実ですが、それは「永久に放置してよい」という意味ではありません。数年間植えっぱなしにすると地中で子球が大量に増え、過密状態に陥ります。結果として1球あたりの栄養が分散し、花を咲かせるサイズ(周囲10〜12cm以上の充実球)に届かなくなってしまいます。3〜4年に一度は春に掘り上げ、球根を分けて植え直す(分球)ことが毎年花を咲かせる最大の秘訣です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。