首後ろの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?大人の残存理由とレーザー治療

首後ろの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?大人の残存理由とレーザー治療

首後ろの赤あざ「ウンナ母斑」は消える?大人の残存理由とレーザー治療について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

赤ちゃんのうなじから後頭部の生え際にかけて生じる平坦な赤あざは、皮膚科学において毛細血管奇形(旧分類における単純性血管腫)の一種に分類されます。皮膚の真皮浅層に存在する微小な毛細血管が局所的に拡張し、血液中のヘモグロビンが透けて見えることで赤く現れるのがウンナ母斑の原因です。

母体の妊娠中の過ごし方や食事内容、分娩時の強い圧迫などが原因ではないかと自身を責めてしまう保護者もいますが、これは医学的に明確な誤りです。胎児期における血管ネットワークの形成過程で生じる一時的な発達の遅れであり、遺伝性や外的要因によるものではありません。健康被害を及ぼす悪性疾患ではなく、周囲の皮膚と同様に平坦で、触れても痛みを伴わないことが特徴です。

西洋圏では、幸福の象徴である鳥がくちばしで赤ちゃんの首の後ろをくわえて運んできた名残として「コウノトリのくちばしのあと(Stork bite)」とロマンチックに語り継がれてきました。医学的な異常事態として過度に怯える必要はなく、多くの乳児に日常的に確認される生理的現象の延長線上にあります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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